昭和天皇の教育係は日露戦争陸軍の立役者、乃木希典大将。明治天皇が迪宮裕仁親王(みちのみやは称号)のため学習院院長に任ぜられ、
「雨の日も(馬車を使わずに)外套を着て徒歩で登校するように」と言われた話は有名です。
幕末にうまれ明治に軍人として生きた乃木希典。
明治人最強を信ずる私としては、明治人の教えを受けた昭和天皇(実際にはいろいろな人が教育係であったわけですが)その人となり(当時は神にさせられてしまったが)は、私の知る範囲では畏れながらとても温かいお人柄です。
さて、令和。きっと今上陛下も心を傷められているでしょう。祈られていることでしょう。だから我々は負けてはいけないのです。日本は天災が多い国、そのたびに心を傷められる天皇。今回は世界中が苦しんでいます。天皇は日本人のことだけ祈っているわけではありません。天皇の祈りが天に通じ、やがては安寧な世が訪れることを信じて、私も祈り昭和を思う日にします。